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ウォータジェット加工

軟らかいものから硬いものまで、ほとんどの材料を水でフレキシブルに作りあげる加工法。

ウォータジェット加工

​詳しい特徴

水で切るというウォータジェット加工は、ノズルから噴射される高圧の水、または研磨材入りの水と切断材料との間に起こる衝突によって、切断を行う方法です。この時に噴射される水の速度は音速の3倍にもなり、水は剛体となり、まるで鋭利な刃物のようになるわけです。
ウォータジェットには大きく分けて純水型(ハイドロ型)と研磨材を混入するアブレーシブ型の2 種類があります。
純水型は、ノズルから噴射された高速流体の運動エネルギーによって、切断材料の分子間結合を破壊することによって切断を行う方法です。主にゴム、スポンジ、紙、皮革、プラスチック、フエルトなどの比較的柔らかい物を加工する時に使用されます。
アブレーシブ型は、水にガーネット、珪砂などの研磨材を混入させます。高速流体によって加速された研磨材と切断材料との間に起こる衝突で、材料が削りとられることによって切断を行う方法です。この加工法の対象となる材料は、主に硬質プラスチック、テフロン、大理石、ガラス、アルミニウム、ステンレス、鉄などで、硬い物を加工するときに使用されます。
純水型とアブレーシブ型の大きな差は、切断対象となる材料にも、表れているように、高速で噴射される水と材料の衝突によって、切断が行われるか、または、研磨材と材料の衝突によって切断が行われるかの違いです。
このように比較的簡単な原理で、軟らかいものから硬いもの、またレーザーで切れないようなものまでほとんどの材料がフレキシブルに加工できます。このような特長と、さらには材料の形状変化や、素材変化がないという利点などから、ウォータジェット加工は今後ますます注目される存在になると思われます。

用途

樹脂加工品
ゴム加工品
金属加工品
各種パッキン
モデル
試作品

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