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染め加工

高温では変形してしまうようなプラスチックを低温で染色可能にした加工法。

染め加工

​詳しい特徴

今まで高温でしか染めることができなかったプラスチックを、低温(60 ℃)で染めることを可能とした加工法です。低温で染めることによって、高温では変形するような材質のものも染めることができます。槽の中で染めるため、今のところ染められるものの大きさは300mm 角位までですが、大きなものを染めたいときは、槽さえあればある程度の大きさのものも染めることができます。
染めの色については、部分染め・多色染め・濃淡染めといった染め方や、透明のものを透明なままで染めることも可能です。今まで単色で我慢していたものや、サンプルや試作品など、量産品でももっと多くの色が必要というとき、また後加工で塗装をしていたものなどについては、大いに利用価値があると思われます。
特に塗装との大きな違いは、この染め加工では剥離がないということです。これまでに染めた実績のあるプラスチックの材質はPVC 、PC 、POM 、PP 、PMMA 、EVA 、PE 、PET 等ですが、この他にも、まだまだ染められる可能性があります。只、留意点としては、プラスチックの材質や、染める前の素材の色、又はそのものの顔料が邪魔をして染まらなかったり、染める色が制限されるということと、色落ちや移行も、材質、色、条件などによっておこることもあるということです。
これら諸々の要件も含めて、現在も研究、改良が重ねられている段階ですが、現時点で、すでに工業所有権4 件も出願済みで、この染色技術はこれから徐々に、いろいろな分野で確実に脚光をあびることと思われます。

用途

小ロット品
試作品
サンプル
塗装代替品
多色用途品
色別表示

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