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ゴム機械加工について

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機械加工ってなに?

成形品では再現が難しい高精度な寸法や面粗度、

複雑な形状を、切削や研削などの機械的手法で後加工

する技術です

 

旋盤やマシニングセンタ、カッター、研削盤などが

用いられます

機械加工の特徴

メリット

金型不要で初期コストが安い:試作や多品種少量生産に適しています

1点から加工可能:少量・試作・多品種対応に優れており、短納期にも対応できます

高精度な仕上がり:NC旋盤やマシニングによって、寸法精度や平面度の高い加工が可能です

​デメリット

加工スピードが遅い:ゴムは柔らかく熱を持ちやすいため、切削条件が制限されます

材料ロスが発生:削り出し加工のため、不要部分が廃材となる場合があります

工具摩耗が早い:素材に弾性があるため、刃物への負担が大きいです

機械加工品の主な用途

自動車

(例:試作パーツ、内装部品)

​建築

(例:建設用緩衝材、防水パッキン)

電子機器部品

(例:絶縁ブッシュ、グロメット)

医療

(例:医療用パッド、バルブシート)

NBR

耐油性・摩耗性・機械的強度に優れる

【主要用途】

油圧パッキン、シール材

ニトリルゴム

機械加工される代表的な材料

VMQ

高温・低温特性、食品衛生性優れる

【主要用途】

医療機器部品、食品機械

シリコンゴム

EPDM

耐候性・耐オゾン性に優れる

【主要用途】

屋外機器、電気絶縁材

エチレンプロピレンゴム

CR

耐油性・耐熱性・難燃性に優れる

【主要用途】

防振材、ガスケット

クロロプレンゴム

機械加工を支える主な技術紹介

NC旋盤加工技術

ゴム素材を高精度で円筒形状に加工する技術です

Oリング・パッキン・ブッシュなどの回転対称形状を繰り返し安定して加工できます

高精度な円筒形状加工が可能です

ゴムの変形を抑える専用チャックや刃物で安定加工が可能です

少量から量産まで対応可能でコストバランスに優れています

​特徴

自動車用ゴムブッシュ

配管用シールパッキン

産業機械向けOリング など

主な用途

マシニングセンタ加工技術

3軸以上の多軸制御による切削加工で、複雑な平面・溝・穴などを高精度に加工します

​CAD/CAM連携により、複雑形状や立体的な設計にも対応可能で、金型不要の試作にも適しています

複雑形状や3次元加工に対応可能です

金型不要で試作対応がしやすいです

高剛性・多軸制御による安定した品質を実現できます

​特徴

医療機器部品

特殊車両用のゴムプレート

精密装置向けクッション部材 など

主な用途

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